Lyric by ryo
「W−Inpact」    


霙まじりの 雨にうたれ
俺たちはライブハウスに駆け込んだ 

ブラッディーマリーとカーキ色のタイトニット
ブランデーの湯気に ゆらめく刻 

ジャックと話す君の瞳は潤み
ジャックは不適な笑みを浮かべている

ローランドのウーハーから響く低音のバズーカ
俺は君から目をそらし ステージライトを眺めていたが
君は俺なんか見ちゃいなかった


霙か雪かはわからないが 
君の髪に舞い降りて 溶けるジュエリー

つないだ左手をハーフコートのポケットに入れ 
「右側が寒い」と君は呟く
 
ギターソロのフレーズを口ずさむのをやめて
俺はそっと左手で煙草に火をつけた

濡れた歩道に ブーツの音が渇いて響く
俺はすれ違うヘッドライトの残光をぼんやり見つめた

何処を見てるの 振り返り 君は尋ねる
ほどけたブーツの紐を括り直し しゃがんだまま君を見上げた

君が もう一度 振り返った時
俺の手は もう君の背中には 届かなかった

何処を見てるの 君が尋ねる

霙か雪かはわからないが 
君の髪に舞い降りて 溶けたジュエリー 
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